なぜPayPalマフィアはイノベーションを起こし続けられるのか

シリコンバレーで名を馳せる天才起業家集団ペイパルマフィア。

多くのスタートアップが生まれては消えていくイノベーションの聖地シリコンバレーで、なぜこれだけの成功を収めることができたのでしょうか。

その秘密に迫ります。

と、その前にペイパルマフィアの簡単な説明をしていきます。

ペイパルマフィアとはオンライン決済システムPayPalの創業に関わったメンバーのことを指します。

彼らはPayPalを創業し、その後eBayに売却、それにより数百億円規模の資産を手に入れます。

そしてその資金を元手に各々が新たな会社を立ち上げ、そこで生まれたのが以下の企業です。

  • デビット・サックス → SNS「ヤマー」CEO
  • イーロン・マスク → 宇宙開発企業「スペース・X」」、電気自動車会社「テスラモーターズ」CEO 太陽光発電会社「ソーラーシティ」会長
  • ピーター・ティール → 投資会社「クラリウム・キャピタル」創業者
  • リード・ホフマン → SNS「リンクトイン」CEO
  • ジェレミー・ストップルマン → SNS「イェルプ」CEO
  •  チャド・ハーリー →  動画サービス「YouTube」創業者

どうですか、錚々たるメンツですね。

これだけの企業を次々と作りあげてしまえば、同業者から「マフィアのようだ」と恐れられるのも頷けます・・・(笑)

てことで、なぜ彼らがイノベーションを起こし続け成功を収めることができたのか、僕が考える3つの理由を述べていきます。

 

逆境でも挑戦し続ける強い気持ち:「ガラスを食べ地獄の底を覗き込む毎日だった」

スペース・XとテスラモーターズのCEOを務め、一躍時の人となったイーロン・マスクも起業当初は「ガラスを食べ地獄の底を覗き込む毎日だった」と語り、破産寸前まで追い込まれていました。あまりの辛さに朝起きた時に枕の周りが涙で濡れていたこともあるほど・・・

そんな状況に陥りながらも彼は諦めることをせずに、資金を調達するため全財産を会社につぎ込みます。その後の活躍は最早言うまでもありませんね、歴史に名を刻む数々の偉業を成し遂げました。

民間企業として初の国際宇宙ステーションとのドッキングを果たし、最近ではロケットの海上着陸を成功させ話題となりましたね。

 

 

CGじゃないのか目を疑いたくなるほどの安定感です。

さらには昨年テスラモーターズで次世代電気自動車モデルXをローンチし自動車業界での地盤も固めています。

そんな彼の目指す先は「世界を変えること」です。多くの人が語るように、火星への移住はイーロン・マスクの手により現実味を帯びてきました。

また、誰もが一度は利用したことがあるYouTubeも創業当初はビデオが50本程しかアップロードされず、お世辞にもいいスタートを切ったとは言い難い状況でした。しかし、その後急成長しグーグルに約1700億円で売却、今では世界一の動画サービスとなっています。

これらのことからわかるように、これだけ大成功を収めている企業ですら創業時はどん底にいたのです。

彼らが成功することができたのは続けることができたからです。逆境に打ち勝つことで理想を現実のものとしたのです。

もし彼らがそこで諦めていたら僕たちの生活は、一段階下のレベルにいたかもしれませんね。

 

優秀な人材のスカウト:「内向的で、自分と同じくらい変人。机の下で眠るのも平気な人」

グーグルが求める優秀な人材が博士号を持つ学歴エリートだとするならば、ペイパルが求める優秀な人材はいわゆる変人と言われる部類の人たちでした。優秀な人材を定義すると「内向的で、自分と同じくらい変人。机の下で眠るのも平気な人」だそうです。

リンクトインを創業したリード・ホフマンは問題はチームで解決するべきだ、と説き2〜3人でビジネスをを行うべきだと言います。

一人では困難な問題もチームで取り組めば乗り越えられるし、それぞれが異なる視点を持つことで新たなイノベーションを起こしやすくなります。

その点、世界中から優秀な人材が集ってくるシリコンバレーは同じビジョンを持った仲間が集まりやすいのではないでしょうか。

これがシリコンバレーをイノベーションの聖地とする一つの理由のような気もします。

東京とシリコンバレーを比べると、断然シリコンバレーのスタートアップの方がイノベーションを起こしやすいでしょう。

エンリコ・モレッティ著の「年収は住むところで決まる」という書物がありますが、イノベーションも住むところで決まりそうです。

 

ブレないビジョン:「世界を変える」

ペイパルマフィア全員が常々口にしている言葉です。

そもそもペイパルの目的は世界の金融システムを根本から覆すことで、スローガンは「世界を乗っ取れ」です。

イーロン・マスクはロケット開発による火星への移住の実現、電気自動車普及による温室効果ガス削減(地球温暖化対策)、さらにはソーラーシティでの太陽光を利用したエネルギー革命、彼はお金のためではなく人類の未来を変えるためにビジネスに取り組んでいます。

リード・ホフマンのミッションは世界を変えることで、一生暮らせる大金を手にした今も働く理由は「世界を変えたいから」だそうです。

このようなブレないビジョンを持つことが成功には不可欠で、壮大なビジョンがあるからこそ何があってもブレずに突き進めたのでしょう。

この広い世界で、何一つ波紋を起こせずに消えていく人がたくさんいる中、そこに一石を投じて僅かながら波紋を起こす。

「世界を変える」第一歩はそこからだと思います。

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